2017年

1月

24日

冬場でも予防しましょう!

 

近頃ニュースで、冬でも活動することが出来るダニの話を聞きました。

 

ノミやマダニなどの虫は春から秋にかけての暖かい時期が活動期ではありますが、実は冬場でも虫たちは活動しています。

 

 

例えば、ノミは室内で一年中繁殖します。

畳やカーペット、家具の下などで、卵やサナギが生息しているのです。

ノミは動きが速いので、目に見えるノミは全体のわずか5%といわれています。

つまり、成虫を1匹見つけたら、20匹は寄生していると思ってください。

また、ノミの卵や幼虫はさらにそれ以上いると考えた方が良いでしょう。

その数が室内で冬を越すとなると、春には・・・かなりの寄生数になることが予想されます! 

 

 

ノミが動物の体に寄生すると、皮膚炎やノミアレルギーによる激しい痒みがおこります。

 

また、お腹の寄生虫を運んできたり、猫ひっかき病という人の病気を媒介することもあります。

また、マダニについては、ノミほど感染率は高くないものの、冬場でも活動する種類がいます。

草むら等に生息し、動物に寄生します。散歩ではもちろん、ハイキングやキャンプ時に寄生することも少なくありません。

 

また、近頃はマダニ感染症が人の病気でも増えつつあります。

例えば、代表的なマダニ感染症である日本紅斑熱や、致死率の高い重症熱性血小板減少症候群、ダニ媒介脳炎などです。

 

これら人のマダニ被害も冬での発生が確認されています。

 

マダニに寄生されると、痒みだけではなく、貧血を起こすこともあります。

運が悪ければ死に至る病気も媒介することがあるので、注意が必要です。

 


それでは、その対策はどうしたら良いのでしょうか? 

 

それは、ノミもマダニも寄生されないように予防することが肝心です。

 

そして、暖かい時期だけではなく、この冬場の寒い時期でも予防を続けることが重要です。

 

予防薬については、スポットタイプ(皮膚に付ける液体タイプ)と、経口薬(おやつタイプの飲み薬)の2種類のものをご用意しておりますので、ぜひご相談ください。

 

 

予防薬についてはこちらがおススメです。

 

 

           獣医師 臼井


2016年

10月

07日

犬・猫が食べてはいけないもの

あわせてお読み下さい。

↓ ↓ ↓

異物誤飲にご注意を!!

 

前回は異物誤飲についてお話ししましたが、今回は人にとっては美味しい物でも、犬や猫が食べると健康被害がある物をまとめてみます。

 

タマネギ・ネギ・ニラ・ニンニク類

 赤血球が破壊され、貧血を起こします。尿の色が茶色くなったりします。タマネギを煮込んだ汁なども危険です。

 

チョコレート・ココアパウダーなど

 興奮物質であるテオブロミンが含まれているため、血圧上昇や不整脈、興奮、けいれん、昏睡などの神経症状がみられます。チョコレートの種類によってテオブロミンの含有量が違い、また少量の摂取でも症状が現れる事もあるので注意が必要です。

 

コーヒー・紅茶・日本茶(カフェインを含むもの)

 カフェインはテオブロミンと同様に、頻脈や不整脈、興奮などの症状を起こし、また全身性のうっ血や出血が起きる事もあります。

 

キシリトール

 人と犬ではキシリトールの代謝や感受性が大きく異なります。キシリトールを犬が摂取すると急激な血糖値の低下(低血糖症)がみられたり、肝障害を引き起こす可能性があります。場合によっては、ガム1、2枚のキシリトール量でも危険な場合があるので、要注意です。

 

レーズン・ぶどう

 アメリカの報告では、有害である事が立証されているため、避けた方が良いでしょう。重度の場合は、腎不全から死亡するケースも報告されています。

 

生卵の白身

アボガド:胃腸炎

ナッツ(特にマカデミアナッツ):運動失調や後肢の麻痺

イカやタコ、エビ:ふらつきや歩行困難

牛乳やチーズなどの乳製品:消化不良や下痢

 上記は多量摂取によって、様々な障害を引き起こす場合があります。

 

鶏や魚の骨

 先のとがっている骨は、口の中や食道、胃腸を傷つける可能性があり危険です。

 

生肉

 生肉の摂取については様々な意見がありますが、寄生虫や細菌への感染という観点から考えると与えない方が良いでしょう。

 

人用の味付けをしてあるもの

 多すぎる塩分・糖分は内臓に負担をかけます。

 

その他、観葉植物や植物の球根などには、危険な物がたくさんあるので注意が必要です。

 

獣医師 臼井

 

2016年

9月

08日

異物の誤飲にご注意を!

異物の誤飲は、特に子犬や若い成犬などで多く発生します。

飲み込む異物で多いものは、オモチャや果物の種、金属、竹串、ひも、シートに入った錠剤などです。

金属製の物であればレントゲン検査で診断する事ができますが、その他の物ではレントゲンに写りません。

 

飲み込む現場を目撃したり、飲み込んだものがわかっていれば、その大きさや経過時間などにより、薬を使って吐かせるという処置(催吐処置)をすることがあります。

ただ、大きなものを飲み込んでしまったり、吐かせる処置をすると危険を伴う物〈例えば鋭利な物や薬品など)の場合は、催吐処置以外の方法をとることもあります。

 

よだれや吐き気、食欲不振などの症状で病院に受診された時に、異物誤飲の疑いがある場合は、バリウム検査などを行い、異物が見つかれば内視鏡や外科手術により摘出しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

ペット保険のアニコムHPより

 

個人的に特に注意をしていただきたい物では

1.トウモロコシの芯

   犬たちはかなりの確率で芯ごと食べます。周りの実の部分は消化しても、

   芯の部分はずっと胃内に残り、しばらくたってから〈長い場合は数か月)

   吐き気などの症状で来院されます。

2.焼き鳥の串

   お肉ごとパクっと食べてしまう場合と、串だけでもにおいにつられて

   食べてしまう場合とがありますが、どちらにしても串の先端がとがって

   いるので危険です。胃の壁を突き破ったり、ひどい場合には体壁まで

   突き破って、お腹の脇から先端が飛び出していた犬もいました。もちろん

   その犬は手術をして、しばらく腹膜炎の治療が必要でした。

3.特に猫ではひもや糸など

   ひもで遊ぶのが好きな猫は、遊んでいるうちに先端を飲み込んでしまい、

   吐き出すことができずにそのまま全部飲み込んでしまうことがあります。

   10㎝以上の物では要注意です。ひもは胃から腸へと流れていきやすい

   ために、腸にギャザーが寄ってしまい、緊急手術が必要になることが

   あります。 

 

異物誤飲は病気ではありません。元気な子ほど起きやすい事故といっても間違いではないと思います。

そして、一度やった子はまたやることが多いのも事実です。

すべては飼い主様の注意力にかかっていると思いますので、ぜひ皆さんの大切なワンちゃん・ネコちゃんのために誤飲事故が起こらないように注意してあげてください。

 

獣医師 臼井

 

 

2016年

8月

09日

夏場のお散歩

前回は、熱中症の対策についてお話をさせていただきました。

今回は診察中にも質問を受けることの多い、夏場のお散歩についてです。

 

飼い主の皆さんも日中の日がさしている時間帯はお散歩をさけていらっしゃる方が多いですね。

アスファルトを触るとだいぶ熱くなっており、私達のように靴を履けない犬達は肉球を火傷してしまいます。

また、日が沈んで夜になってからでも、アスファルトはまだ熱いままです。昼間のような熱さはありませんが、暖められたアスファルトを長時間歩くことによって、やはり肉球が軽い火傷を起こしたり、お腹側から臓器が温められてしまう場合もあります。

 

下記のイラストをご覧下さい。

 

日中の気温が31℃でも、地面に近くなる程、温度は上昇して、特に小型犬の場合はかなりの熱さになります。

この状態での長時間のお散歩は非常に危険です。

 

犬は人のように汗をかいて体温を下げることができないので、舌を出して呼吸することで体温を下げようとします。

しかし、この行動がさらに体温を上昇させる原因になることもあります。

 

・ハアハアする呼吸音が大きくなる

・ノドからゼエゼエした音がする

・よだれが大量に出る

 

などの症状が見られるようであればすぐに日陰や室内の涼しいところに移動し、心臓以外の場所、例えばのどもとや脇の下、太ももの付け根を保冷剤などで冷やし、しばらくしても呼吸が落ち着かないようであればすぐに病院にいらして下さい。

 

 

お散歩に出られる時間帯ですが、できればアスファルトが熱くなる前の朝の時間帯が良いでしょう。

 

また、芝生の上や土の上などはアスファルトに比べると温度の上昇が緩やかです。

できればそういったところを選んで歩かせてあげるとより良いでしょう。

 

お散歩時にあらかじめ、首元や体を冷やすような保冷グッズを使っていただくのもオススメです。

 

ワンちゃんにとって、お散歩はストレス解消や運動になります。

マメに日陰での休憩や飲水を入れながら、ワンちゃんも飼い主様も熱中症にはくれぐれも気をつけて、夏場のお散歩をさせてあげて下さい。

 

また、ワンちゃんの様子がおかしいと思ったときは迷わず病院にお連れ下さい。

 

獣医師 臼井

 

 

2016年

8月

03日

熱中症対策

今回は熱中症を防ぐための対策をお話しします。

 

まず、ご家庭でできる熱中症対策として

 

・室内犬、室外犬どちらも、風通しの良い熱がこもらないスペースにケージを置く

 

・室内の場合はエアコンを使用し、温度、湿度管理を行う

 →室温が25℃以下でも、湿度が60%近くあると熱中症になる場合もあるので注意

 


・室内の温度の設定は、外気温との差が5℃くらいであると体への負担が少ないといわれていますが、気温が35℃を超えるような猛暑日ではさらに注意が必要です

 

・水を入れたペットボトルを凍らせて枕がわりにさせる

 

・市販の熱中症対策グッズを利用する

 

などがあります。

 

 

 

また、体が脱水をおこすと熱中症の危険度が増すので、いつでもすぐに水を飲める環境を作ってあげることも重要です。


 

 

特に外飼いの犬に多いですが、体を冷やすためにシャワーなどでぬらした後に、毛を良く乾かさず、そのまま放っておくのも危険です。

毛の根元が蒸れて熱がこもり、体温の上昇を招きます。


 

 

犬に比べると猫は暑さに強いと思われていますが、特に猫が好む高い場所は意外と熱がこもりやすく、室温よりもだいぶ暑くなっていることもありますので、そういったところには冷却マットを置いたり、ファンを利用して風通しが良くなるように心がけてあげて下さい。

 


 

以前、当院のスタッフであったことですが、普段は留守中もエアコンをつけて室温管理をしていましたが、ある日落雷による停電で、帰宅した時にはエアコンが停止していたようです。その時は幸い、夕方の停電だったので室温が上昇しすぎることはありませんでしたが、そういった落雷や地震などによる万が一のことも考慮が必要です。

 

梅雨が明けて8月に入り、いよいよ夏本番という暑さになってきました。

熱中症は人だけでなく、動物にとっても危険な問題ですので、熱中症対策は十分に行ってあげてください。

少しでも普段と様子が違うなと思ったときは、すぐに病院に連れてきてください。

 

獣医師 臼井

 

2016年

7月

21日

熱中症にご注意を!

この時期、人でもペットでも気をつけなければいけない熱中症。

 

梅雨の時期は湿度と温度、夏本番になると日中だけでなく夜になっても熱帯夜がつづき、本当に身体にこたえますね。

 

特に動物はものを言えないので、その異変に飼い主様が気づいてあげられるかどうかが重要なポイントとなります。

 

 

犬はもちろんのこと、比較的暑さに強いといわれている猫でも、熱中症の危険があります。


 

典型的な熱中症の症状としては

 

・呼吸が荒い

・大量のよだれが出る

・体が熱い

 

など、ある程度予測のつく症状であれば分かりやすいのですが、その他の症状として

 

・食欲がない

・ぐったりして元気がない

・歩様がふらつく

 

といった症状が見られる場合も要注意です。

 

特に夏場の昼も夜も暑い日がつづくようなときは、急激に症状が出る訳ではなく、徐々に悪化するというようなこともありますから、普段に比べてなんだか様子がおかしいなということがあれば、早めに受診されることをお勧めします。

 

 

獣医師 臼井

 

2016年

6月

29日

猫のフィラリア症

 

フィラリア感染症は、ワンちゃんの飼い主様にとっては一番といっても過言ではない予防すべき感染症として知られていますが、猫ちゃんの飼い主様にとってはあまり馴染みのない病気ではないかと思います。

 

しかし、フィラリア症は犬だけの病気ではありません。


 

猫のフィラリア症は発症率は犬ほど多くはありませんが,症状は元気がない、吐く、咳などの不確定なもので、分かりづらいこともありますが、時として死に至る怖い病気でもあります。

 

犬の場合とは違い、診断が難しいということでも、発見が遅れる可能性があります。

 


 

当院では、猫用のフィラリア予防薬としてスポット剤(首元の皮膚に滴下するタイプ)をご用意しております。

スポット剤であれば,フィラリアと同時にノミなどの外部寄生虫、お腹の虫、耳カイセンの予防もできます。

 

猫のフィラリア症は、犬の感染率ほどは高くないとはいえ、年間数例の感染報告がありますので、できることであれば予防をしてあげることをオススメ致します。

 

 

獣医師 臼井


2016年

4月

28日

ドッグドック&キャットドックのススメ

今回は『ドッグドック』『キャットドック』についてのお話をさせて頂きます。

 

春からフィラリア予防をしていただくにあたって、まず初めにフィラリアの血液検査が必要となりますが、その際同時にドッグドックのお勧めをしています。

『ドッグドック』の項目としましては

 

  1. 各種身体検査(体格・心臓・眼・耳・口腔など)
  2. フィラリア検査
  3. 一般血液検査(肝臓・腎臓・脂質・栄養状態など)
となっております。
ネコちゃんの場合は『キャットドック』として、フィラリア検査の代わりに血液血球検査(貧血や白血球数など)を行っています。

 

動物にとっての1年は、人の年齢に換算すると4年に相当すると言われています。

1年に1回の定期検査をしていただき、愛犬・愛猫の健康状態の把握や、病気の早期発見にお役立て下さい。

 

また、レントゲン検査も追加した『ドッグドックプラス』もございます。

詳しくは病院スタッフまでご相談下さい。

 

普段よりもお得な料金設定となっておりますので、ぜひこの機会にお受けになる事をオススメ致します。

 

              獣医師 臼井

 

 

 

2016年

4月

08日

フィラリアシーズン到来です

気候のおかげで、例年よりも長く楽しめた

桜の花も散り始め、葉桜の季節になりました。

 

前回のブログでは、新しいフィラリア薬の紹介をさせていただきましたが、今年もいよいよフィラリアシーズンが始まります。

フィラリアの感染には気温が関係していますので、関東でも比較的温暖な千葉県は5月から12月までのフィラリア予防が推奨されています。

 

 

当院でも今月に入り、徐々にお知らせのお葉書を皆様に送らせていただいています。

 

今年のフィラリア予防を始める前に、感染の有無がないかどうかを検査し、問題なければ予防薬を処方いたします。

 

 


フィラリアの予防薬もいろいろなタイプを取り揃えておりますので、ぜひ5月からの予防開始に間に合うように、検査を受けにご来院ください。

 

獣医師 臼井