異物の誤飲にご注意を!

異物の誤飲は、特に子犬や若い成犬などで多く発生します。

飲み込む異物で多いものは、オモチャや果物の種、金属、竹串、ひも、シートに入った錠剤などです。

金属製の物であればレントゲン検査で診断する事ができますが、その他の物ではレントゲンに写りません。

 

飲み込む現場を目撃したり、飲み込んだものがわかっていれば、その大きさや経過時間などにより、薬を使って吐かせるという処置(催吐処置)をすることがあります。

ただ、大きなものを飲み込んでしまったり、吐かせる処置をすると危険を伴う物〈例えば鋭利な物や薬品など)の場合は、催吐処置以外の方法をとることもあります。

 

よだれや吐き気、食欲不振などの症状で病院に受診された時に、異物誤飲の疑いがある場合は、バリウム検査などを行い、異物が見つかれば内視鏡や外科手術により摘出しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

ペット保険のアニコムHPより

 

個人的に特に注意をしていただきたい物では

1.トウモロコシの芯

   犬たちはかなりの確率で芯ごと食べます。周りの実の部分は消化しても、

   芯の部分はずっと胃内に残り、しばらくたってから〈長い場合は数か月)

   吐き気などの症状で来院されます。

2.焼き鳥の串

   お肉ごとパクっと食べてしまう場合と、串だけでもにおいにつられて

   食べてしまう場合とがありますが、どちらにしても串の先端がとがって

   いるので危険です。胃の壁を突き破ったり、ひどい場合には体壁まで

   突き破って、お腹の脇から先端が飛び出していた犬もいました。もちろん

   その犬は手術をして、しばらく腹膜炎の治療が必要でした。

3.特に猫ではひもや糸など

   ひもで遊ぶのが好きな猫は、遊んでいるうちに先端を飲み込んでしまい、

   吐き出すことができずにそのまま全部飲み込んでしまうことがあります。

   10㎝以上の物では要注意です。ひもは胃から腸へと流れていきやすい

   ために、腸にギャザーが寄ってしまい、緊急手術が必要になることが

   あります。 

 

異物誤飲は病気ではありません。元気な子ほど起きやすい事故といっても間違いではないと思います。

そして、一度やった子はまたやることが多いのも事実です。

すべては飼い主様の注意力にかかっていると思いますので、ぜひ皆さんの大切なワンちゃん・ネコちゃんのために誤飲事故が起こらないように注意してあげてください。

 

獣医師 臼井