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2022年6月22日(水)

■どんな病気?

草食動物であるウサギは常に食餌を摂る必要があり、消化管の運動や食物の消化、吸収には様々な要因が複雑に関わり機能を維持しています。

消化管のうっ滞は消化管の動きが止まってしまうことですが、単に消化管だけの問題ではなく、不適切な給餌や床材等の誤食、歯のトラブルに伴う痛み、環境の変化によるストレス等様々な原因で消化管の機能に異常をきたす可能性があります。

 

■症状

・食欲低下や元気の低下
・腹部の張りと痛みによる緊張や歯ぎしり
・排便量の減少や毛で繋がった便等
消化管うっ滞に固有の特徴的な症状というものはあまりなく、上記のように歯のトラブルや泌尿器のトラブル等の痛みを伴う疾患で消化管うっ滞を併発する事も多いため、原因の見極めが重要となります。

 

■治療

低下してしまった消化管の機能を改善させるために投薬点滴を行います。

消化管以外の原因により消化管うっ滞を起こしている場合は原因の治療も並行して行う必要があります。

また、治療の一環としてふやかしたペレットや専用の粉状のフードを溶いたものをシリンジを用いて強制的に食べさせる強制給餌を行う場合も多いですが、給餌量やフードの柔らかさ等はお腹の状態により変わってきます。

 

■予防

牧草などの繊維質を多めにあげることによって、消化器の動かします。そして、水分を必要なだけ摂取できるようにしてあげることも大切です。

また、運動をさせて消化管の動きを助けるとともに、ストレスが溜まらないようにしてあげましょう。

長毛や換毛期中のうさぎであれば、こまめにブラッシングをして、毛づくろいの時に飲み込んでしまう毛の量を減らしてあげましょう。

健康なうさぎは、1日中牧草などを食べているため胃が空っぽになることはなく、正常な胃腸は常に働き続けています。

食欲不振やうんちの大きさや量がいつもと違う場合には早急に動物病院へ連れていきましょう。

 

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