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2022年10月12日(水)

■どんな病気?

おしっこを貯める臓器である膀胱で炎症が起きてしまう病気です。

 

■原因

ワンちゃんでは、大腸菌などの「細菌感染」による膀胱炎が多くみられます。尿道を通って細菌が膀胱に入り込んでしまうことで感染が生じます。他にも膀胱結石や腫瘍などが刺激となって膀胱炎となってしまうこともあります。

また、猫ちゃんでは原因がはっきりとしない「特発性膀胱炎」も多くみられます。ストレスや環境の変化が要因として考えられています。

 

 

■こんな症状が見られたら病院へ

・トイレによく行く

・1回あたりにするおしっこの量は減る

・おしっこをするときに痛そうにする(力んでいる、鳴くなど)

・おしっこの色、臭いが変わる(血が混じるなど)

 

 

診察時におしっこを持ってきていただくとスムーズな検査が可能です。

直接紙コップなどで採るほかに、ペットシーツを裏返してその上でおしっこをしてもらう、などの方法でおしっこを採ることができます。

おしっこ用の容器もお渡ししているので、ご相談ください。

 

■診断・治療法

病院では尿検査、エコー検査などを行い、膀胱炎であること、またその原因を特定していきます。細菌感染がある場合には主に抗菌薬を使って治療を行います。

結石や腫瘍がある場合、それらに対する治療を並行して行って行きます。

 

■予防法

原因として1番多い細菌性膀胱炎に対しては、膀胱内に細菌の侵入するリスクを減らすことが大切です。対策として、トイレを長時間我慢させないようにし、排泄しやすいトイレ環境を整えてあげましょう。また、外陰部やペニス周囲の皮膚は、排泄による汚れが付着しやすいので、清潔に保つと良いでしょう。

膀胱炎は放置しておくと感染、炎症が拡大して命にも関わってくる病気ですので、日頃からおしっこの様子をよく観察して、早めに変化に気づいてあげることが大切です。

気になる様子がありましたら、お気軽にご相談ください。

獣医師 飛田

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