フィラリア予防のQ &A
5月に入り、フィラリア検査や予防薬目的の来院が増えています🐶
今回はフィラリア検査の必要性やフィラリア予防薬の投薬の注意事項をQ &A方式にまとめてみました。
【フィラリア症ってなに?】
フィラリア症とは、蚊に刺されて感染する寄生虫の病気です。血管や心臓に寄生し、循環器や呼吸器障害などを引き起こします。命の危機に関わることもあるため、予防を行う必要があります。
【フィラリア検査って必要なの?】
フィラリアの予防薬は、実は幼虫の駆虫薬です。蚊から刺されて感染した幼虫を定期的に駆虫し、血管や心臓内で成虫になるのを防ぎます。
蚊から入った数匹のフィラリア幼虫であれば安全に予防薬で駆除できますが、万が一すでに成虫が寄生していて、体内に大量のフィラリアがいると、ショック反応を起こして命にかかわる危険があります。
そのため、フィラリア予防薬を初めて使用する場合や休薬期間明け(春先)には、フィラリアの感染がないかの確認が必要です。
検査方法には、採血を行い抗原検査を行う方法や、ミクロフィラリアを顕微鏡で確認する方法などがあります。必要な血液量は少量なので、小柄な犬にも実施可能です。
【フィラリア予防薬の副作用は?】
フィラリア予防薬の副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。
ミクロフィラリア反応(ショック反応)
フィラリア陽性時に予防薬を使用すると体内のフィラリアが一気に死滅し、ショック反応などで犬の身体に負担がかかってしまいます。この為にフィラリア検査が重要となります!
感染がない場合、この副作用の心配はありません。診察を受けてから指示どおりに予防を開始しましょう。
アナフィラキシーショック(急性アレルギー)
フィラリア予防薬に限らず、どんなお薬でも稀にアレルギーやアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。ぐったりする、興奮したと思ったら急に動けなくなるなど様子がおかしい、よだれを垂らす、けいれんするなどのサインが出た時は緊急の処置が必要ですので、病院に連絡しましょう。
その他の副作用
代表的な副作用には、食欲不振、嘔吐や下痢、元気がなくなるといった症状があります。また、塗布するスポットタイプでは垂らした部位の皮膚に刺激があることもあります。
予防薬を初めて使用する場合は、投与後に様子を観察できる日が安心です。万が一の体調不良に備えて、動物病院を受診可能な時間帯に使用するとよいでしょう。
万が一、上記の症状がある場合はご相談ください。
【薬を吐いてしまった!どうしたらいいの?】
■投与直後に吐きだした場合
投与直後に口の中から吐き出した場合は、出てきたものを再度飲ませてあげれば大丈夫です。薬が崩れてしまい1回分の全量を投与できなそうなときは、十分な予防効果が得られないことがあります。
再度処方してもらうか、違うタイプの予防薬をお願いしましょう。
■投与後3時間以内に嘔吐した場合
胃の中にあったお薬が出てきてしまっている可能性があります。予防に必要な用量が不足することも考えられるため、追加投与の必要があるか相談しましょう。
■投与後3時間以上経過してから嘔吐した場合
一般的に健康な犬の場合、食後3時間以上経過すれば、フィラリア予防薬はほとんど吸収されていると推測されます。お薬の投与後に何か食べていて、あとから食べたフードが嘔吐で出てきていなければ、先に飲んだ薬は吸収されていると考えられるでしょう。
ただ、体質や体調によっては、3時間以上経っていても嘔吐で出てしまうことがあります。吐物に薬のようなものがある場合は、動物病院へ相談しましょう。
当院では様々なタイプのフィラリア予防薬を取り扱いしてます。診察時にご相談ください🏥






