【看護師blog】シニア期の過ごし方②
近年、動物医療の進歩やフードの高品質化などによりペットの長寿化が進んでいます!
大切な家族と過ごせる時間が増えることはうれしい事ですが、ワンちゃんネコちゃんの時間は人間よりも早く進んでいきます。
そのため、昨日まで普通だったこと、当たり前だったことができなくなるなど、老化を感じる瞬間は突然やってきます。
変化に気づき、その子の状態にあった生活環境を整えることが大切です!
”シニア期の準備”についてはこちらをご覧ください😊
今回は、変化に応じて私たち家族ができることを紹介します!
シニア期に入ると若い頃に比べて、筋力の低下により踏ん張ることが難しくなります。視力の低下や聴力の低下により不安を感じるワンちゃんネコちゃんもいます。
①家の中をバリアフリーにする
まず、フローリングの床の方は、滑り止めマットや絨毯を敷くなどをしてペットの転倒を防ぎましょう!
また、食事や水を飲む際の食器も高さをつけて、その子に合った高さにしましょう!
スロープや階段などを小さな段差の場所に置くことで、転倒予防もできますし、快適に過ごしてもらうことができます✨
特にネコちゃんは排泄を自分でしたい子が多いので、トイレの前にスロープなどを置いてあげるといいと思います😸
②室温や湿度に注意する
ワンちゃんネコちゃんが快適に過ごせる室温、湿度と私たち人間の快適温度、湿度は違います⚠️
また年齢を重ねるにつれて、体温調節機能も低下してくるので、夏の暑い時期は特に熱中症のリスクが上がってきます。
そのため、ワンちゃんネコちゃんに私たちが合わせることが大切です!
ネコちゃんの快適な室温 20℃〜28℃快適な湿度 50%〜60%
ワンちゃんの快適な室温 18℃〜22℃快適な湿度 40%〜60%
生活環境を整えることで幸せなシニア期を過ごしてもらいましょう✨
③体と心のサポートをしよう!
シニアになった時に大切なことは、環境を整えること以外にも大事なポイントがあります。
それは、心のサポートです。シニア期を迎えると、上手く歩けない、周りがよく見えない、飼い主さんの声が聞こえづらいなど昔に比べて、できなくなることが増えてきます。
そのような状態が続くと、動物たちは強く不安を感じ、甘えたり寂しがったりするようになります。
動物に触れる時には、耳元で声をかけながら、そっと触れるようにしてあげましょう。
体と心をサポートしてあげると、シニアを迎えたワンちゃんネコちゃんも自信を持って過ごすことができます。
飼い主様が寄り添い、声をかけることでワンちゃんネコちゃんは安心して過ごすことができます。
動物たちに優しい気持ちを持ち続けるためにも、介護生活でお困りのことがあったらご相談くださいね。
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