シニア期の過ごし方シリーズ⑦〜トイレの失敗とオムツ対策〜

快適な老犬ライフを送るために知っておきたい老年期のトラブル対策をご紹介します。今回はトイレの失敗とオムツ対策についてご紹介します。
【トイレトラブルなぜ起きる?】
老齢期になると決められたトイレで上手に排泄ができなくなり、トイレ以外でしてしまうというご相談があります。
高齢になると、筋力の低下でトイレまで間に合わない、腎臓等が悪くなって排泄量が増えることがあります。
腎臓・肝臓やホルモンなど内臓系の病気や関節炎などが考えられますので、まずは病院でご相談ください。また、「認知症が進んでトイレの場所がわからない」などの理由で、トイレ以外の場所で排出してしまうことが考えられます。
おもらしをするようになったから「老化なのね」と済ませてしまうのではなく、まずは診察してもらって、愛犬の身体的異常がないかを診てもらうことをおすすめします🏥
【オムツを着けるメリット・デメリット】
| メリット | デメリット |
| トイレ失敗を怒らないで済む | オムツかぶれ、皮膚のケアが必要 |
| トイレ失敗による掃除負担の軽減 | 費用 |
【オムツかぶれ対策】
◯こまめなオムツ交換
一般的なワンちゃんの排尿の1日量は体重kgあたり30ccくらいで、一般的なオムツは約6時間を目安に交換が必要です。
オムツが尿を吸収できる容量を超える前に替えてあげれば、擦れやこすれが少なくなります。もしオムツかぶれがあった場合は、ワセリンがおすすめです。皮膚に直接塗ってあげると、尿もはじいてくれます。
当院では、日中留守番させるのが不安な方のために、日中お預かりも行なっていますのでご相談ください🏥
◯オムツがあたるところの毛を短くする
オムツがあたる部分の毛は剃って清潔を保てるようにすることも大切です。女の子だと内股のあたりや、肛門周りの毛が多いところですね。男の子だと肋骨の手前くらいまで毛を剃っている子もいます。
自宅でのカットが難しい場合は、病院で短くすることもできますので、ご相談ください。
◯適切なオムツ選び
まずはその子にあったオムツを選びましょう。体形によってオムツが取れやすい子がいるので、犬用のおむつカバーやサスペンダーを利用することで、おむつの位置を固定し外れにくくする効果があります。
オムツのテープをきつくすぎると肌にオムツの痕がついてしまいます。ペニスや皮膚が赤く擦れていないかなどを確認して調整しましょう。
【ウンチ対策】
オムツの中に、うんちもキャッチしてくれるオムツがあるのをご存知ですか?
“うんコロ キャッチ パンツ” “プー パンツ” などと呼ばれているオムツです。

通常の犬猫用オムツはしっぽを通す穴が空いていますが、その下の肛門部分にうんちをキャッチする袋がついたオムツです。
うんちを袋でキャッチしてくれるので、踏み荒らしてしまう心配もなし!
袋部分だけ取り替える布製のパンツタイプや洋服タイプの商品もあり、コスト面でもありがたいですね。
既製品もたくさんありますが、ヒトの赤ちゃん用オムツを使って手作りする事も可能なので、作り方を一緒にご紹介します!
《うんちポケットつきオムツの作り方》
・ヒト用のオムツを愛犬のお尻に合わせて、尻尾を出す部分に印をつける(犬用の場合はすでに穴が開いているので、次の手順へ)
・印をつけた部分から大きめにハサミで切って穴を作る。(犬用の場合も同様に大きめに穴を作るが、給水ポリマーが入っていないギリギリのところで切るのがおすすめ)
・ヒト用のオムツの場合は老犬が給水ポリマーを誤飲するのを防ぐため、縁にテープを張って補強する(テープは柔らかい布テープがおすすめ)
・その穴にうんちをキャッチするためのビニール袋をホッチキスやテープを使ってつける(ビニール袋が長すぎると老犬が踏んでしまうかもしれないので、床にはつかないサイズにするのがベスト)
・しっぽが長い犬の場合は袋の中にしっぽがあると汚れてしまうので、袋の上側に穴を開けてしっぽを外に出す(袋の穴もテープで補強するとよい)


【まとめ】
今回は、老犬のトイレの失敗原因、オムツの選び方やオムツトラブルの解決策をご紹介しました🐶
適切な排泄ケアをすることで、愛犬の健康や快適さを保つことができます。
老犬のトイレ失敗は病気や老化によるもので、決して愛犬の意思ではありません。
そのため、飼い主さんは愛犬を怒ったりせず、優しく対応してあげることが大切です✨
当院では日中お預かりや毛を短くするサポートもできますのでご相談ください🐶





