病気について|習志野市で動物病院をお探しの方は新習志野どうぶつ病院、奏の杜どうぶつ病院まで

2018年11月6日(火)
 

猫は尿石症になりやすい動物です。

また、これからの寒い時期は特に尿石症のリスクが高くなりますので要注意です。

 

■どんな病気?

猫の腎臓から尿管、膀胱、尿道までを「尿路」と言いますが、そこに結石ができた状態を、「尿路結石」と言います。
下部尿路疾患(FLUTD)という病名を良く耳にするかもしれませんが、下部尿路疾患は尿路結石を含めた膀胱炎や腫瘍など、下部尿路全般の病気を示します。

 

■原因

猫の尿石症で見られる結石は主にストルバイト、シュウ酸カルシウムの2種類です。

ストルバイト シュウ酸カルシウム
  • ストルバイトの別名はリン酸マグネシウムアンモニウムといいます

 

  • 主にリンやマグネシウム含量の多い食事や尿pHがアルカリ性に傾くと出現します
  • シュウ酸カルシウムはカルシウムやリンゴ、ほうれん草に含まれるシュウ酸を含む食事が原因で発生します。

 

  • 発症時の尿pHは様々です。

 

■こんな症状が見られたら病院へ

 

☑トイレの回数が増える              

☑おしっこをしようとしてもなかなか出ない     

☑いつもと違う場所でおしっこをする        

☑おしっこの時、痛がる

☑おしっこが赤い、血が混じっている

☑陰部をしきりに舐める

 

 

■治療法

尿石症は食事療法がとっても重要です。尿のpHを調整したり利尿を促したりする工夫がされた療法食が必要になります。

結石が尿道に詰まって排尿が出来なくなる「尿道閉塞」の場合には、カテーテルによる応急処置や外科手術を行うこともあります。

2~3日も排尿できない場合は尿毒症となり命に関わってきますので、早めの対処が重要です!!

 

■予防法

猫の尿路結石は、再発しやすい病気です。

食事内容に気をつけることはもちろん、肥満と運動不足も原因となりやすいので、充分に注意しましょう。また、猫は基本的に飲水量が少ない動物です。食事をドライフードをふやかしたり、ウェットフードにするなどして、飲水量を増やすように工夫してあげましょう。 愛猫の排泄の様子を日頃から良く観察して、頻尿になっていないか、排尿量が極端に少なくなっていないかなどを、チェックしてあげてください。

 

獣医師 淺井

2018年10月5日(金)

 ノミダニ繁殖季節、到来!!

ノミダニ予防は春夏だけだと思っていませんか?

実はにノミ・マダニの繁殖はピークを迎えます。

 

<ノミ・ダニはどこからくるのか>

ノミ・ダニはやぶや草むらなどに生息していて、植物の葉の先で動物が通るのをじっと待っています。そこへお散歩中のわんちゃん・ねこちゃんが近づくと、飛びついて体表に寄生します。

 

 

ノミ ダニ
  •  実際のサイズは3mm程
  •  ノミは、約3mm程度と小さく、毛の間を逃げ回ります。探しても、ノミ自体よりも「糞」が見つかることのほうが多いです。
  • 実際のサイズは5~10mm程
  • ダニ(マダニ)は、成長段階や吸血の有無によって、大きさだけでなく形も変化します。ワンちゃん、ネコちゃんの目の周りや、耳に寄生していることが多いです。

 

<症状>

ノミ・ダニが寄生すると、皮膚が炎症を起こして痒くなることがあります。

また吸血をするため、大量に寄生すると動物が貧血を起こすこともあります。

さらに、ノミ・ダニは多くの感染症を運んでくることがあります。

その中にはわたしたち人間にも感染するものもあるため、わんちゃん・ねこちゃんのためだけでなく、飼い主様ご自身のためにも、1年を通してきちんと予防することが重要です

 

<治療・予防>

感染を予防すること、そして感染したノミ・ダニを早期に駆虫することが大切です。

ノミ・ダニは気温が13℃以上であれば活発に活動することができるので、遅くても暖かくなってくる4~5月頃にはノミ・ダニの予防を始める必要があります。

しかし、冬でも暖かい室内ではノミ・ダニは1年中活発に活動していますので、通年での予防をお勧めしています。

当院では、おやつタイプの食べる予防薬と、スポットタイプの体に付ける予防薬を取り扱っております。

お気軽にスタッフまでご相談下さい。

2018年10月1日(月)

■どんな病気?

犬には、胸からお腹にかけて左右5対の乳腺があります。その乳腺の一部が腫瘍化し、しこりができる病気が乳腺腫瘍です。メス犬では最も多い腫瘍の一つです。

乳腺腫瘍には良性と悪性があり、悪性の癌である確率は約50%と言われています。

 

■原因

乳腺腫瘍が起こる原因ははっきり分かっていませんが、性ホルモンの影響、乳腺障害(乳腺炎等)、肥満によってリスクが高まることが報告されています。

中でも、最も強く関連している「性ホルモン」の影響については知っておく必要があります。

 

■こんな症状がみられたら病院へ!!

乳腺にできたしこりの大きさや増殖スピードは自宅での『触診』がとても重要になります。乳腺にしこりをみつけたらまず病院で相談しましょう!

 

以下の場合は悪性の可能性が高くなるので要注意です

①  しこりが大きい

②  急速に大きくなる

③  出血などしこりに炎症を伴うもの

 

(さらに…)

2018年10月1日(月)

避妊手術とは

 卵巣や子宮を摘出し、妊娠を防止することが目的の手術です。 

 

  避妊手術
 メリット

 

  • 望まれない仔犬・仔猫の出産の防止         
  • 卵巣疾患(嚢腫・腫瘍など)、子宮疾患(蓄膿症・腫瘍・内膜症など)の予防
  • 偽妊娠状態を無くすことによるストレス予防
  • 早期の避妊手術による乳腺腫瘍の発生率を低下                  → 乳腺腫瘍についてはこちら
 デメリット

 

  • 手術や麻酔による影響
  • 基礎疾患が減少することによる肥満傾向
  • 極稀に、縫合糸に反応する場合や、毛質が変わる、尿失禁等を起こすことがあります

 

 

去勢手術とは

 精巣を摘出する手術のことです。

 

  去勢手術
 メリット

 

  • 精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲の腫瘍、会陰ヘルニアの予防
  • ケンカ等の攻撃行動の抑制
  • マウンティング(犬)、尿スプレー(猫)の抑制
  • ストレスの軽減
 デメリット

 

  • 手術や麻酔による影響
  • 基礎疾患が減少することによる肥満傾向
  • 極稀に、縫合糸に反応する場合や、毛質が変わる、尿失禁等を起こすことがあります

 

 

避妊・去勢手術をする最大の目的はで未然に病気を防ぐことです!

 

「手術」と聞くと不安に感じる飼い主さんもいらっしゃると思いますが、ワンちゃん、ネコちゃんの健康のために必要な手術です。まずは獣医師に相談した上で、手術をご検討くださいね。

 

当院の避妊・去勢手術についてご不明な点がありましたら、こちらをご参考にしてください。

 

獣医師 五味

 

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