【更新】デンタルケアシリーズ① 〜歯周病は放置すると危険!?〜
ワンちゃんと過ごす中で、口臭や歯石汚れに気づく飼い主さんも多いのではないでしょうか?
「歯みがきに挑戦したことがあるけれど、うまくできなかった」
「お口のケアをしたいけれど、やり方がわからない」
という飼い主さんも多いと思います。 そのまま放置してしまうと、歯周病になってしまい、お口周りだけでなく心臓や腎臓などにも影響する恐れがあります。 些細なことでも気づいたら、お早めにご相談ください🎵
今回は、犬のデンタルケアについてご紹介します🦷
まず歯周病にならないために、デンタルケアが大切です🪥 歯ブラシでのデンタルケアは、若いときから慣らしておかないとかなり難しいと言われています。 歯みがきができれば理想的ですが、歯みがき習慣がないワンちゃんを慣れさせるのには根気と長い時間が必要となり、飼い主さんにもワンちゃんにも負担になることもあります…。 しかし、歯みがき以外にもデンタルケアをする方法はあるので、あきらめることはありません!
歯磨き以外のデンタルケア
歯みがき以外の主なデンタルケアはこちらです!
①ガーゼ 指にガーゼ巻いて、歯を優しく拭きます
②デンタルジェル ジェルを舐めさせたり、指にジェルをつけて歯と歯茎につけると効果的です
③サプリメント 毎日のお食事に混ぜるタイプや錠剤タイプのものがあります
④おやつタイプの製品
⑤ガムタイプの製品など
デンタルケアを選ぶ際の注意点
せっかくデンタルケアを始めようと思っても、正しいデンタルケアグッズを選ばないと、ワンちゃんには逆にトラブルになってしまうことがあります。デンタルケアはたくさんありますが、ここで2点選ぶ際のポイントをお伝えします。
1)VOHC(米国獣医口腔衛生委員会)認定のグッズを選ぶこと
VOHC認定のデンタルケアグッズは『歯垢・歯石除去効果のある、あるいは歯垢・歯石の付着しやすい咀嚼製品や食事に関して所定の基準を満たした商品』になります。デンタルケアグッズを購入する際に、VOHC表示の有無も歯周予防の観点から信頼できる商品かの見極めになります。
2)噛むだけで歯周病予防効果があると謳っている商品には注意!!
歯磨きは大変、だから勝手にワンちゃんが噛んでくれるだけで歯磨き予防ができたら楽チンですよね。しかし、そこには落とし穴があります。牛や豚の蹄や鹿の角、プラスチック、硬いゴム、おもちゃなどは、特に犬の上顎第4前臼歯の平板破折や歯の摩耗を引き起こすことがあります。
歯が割れて、露髄(歯髄の露出)を生じると、抜歯をしなければいけないことも!
くれぐれも、硬いものを使った歯磨きは避けましょう。安全な硬さの基準を参考にデンタルケアグッズを選んでくださいね。
【安全な硬さの基準】
・手で力を加えるとたわむぐらいの柔らかさ
・子供用のハサミで切れる硬さ
デンタルケア商品のご紹介
当院で取り扱っているデンタルケア商品を紹介します
☆LION VET’S DOCTOR SPECシリーズ☆
・シートタイプ…指に巻いて拭くだけ!歯のお手入れファーストステップに!拭くことで歯垢の蓄積を抑えます。
・ブラシタイプ…小さいヘッドと持ちやすい柄でお手入れしやすい!歯周状態で3種類のタイプから選べます。
・ジェルタイプ…デンタルブラシと併用で清潔・健康を保ちます 3つのフレーバーでお好みのものを選べる!
・オーラルケアサプリメント お口の健康サポート…舐めながら口に広がるペーストタイプ そのままでも、食事にかけてもケアできます!
☆プロデン デンタルケア☆
普段の食事にまぜるだけ!お口周りを触られるのが苦手な子も簡単にケアできます。
天然の海藻成分でできており、人工着色料、保存料不使用のため安心して使用できます。
☆ベジデントフレッシュ☆
植物由来の原料で嗜好性の良いデンタルガム
噛むことで歯垢、歯石の沈着を軽減し、お口のにおいをすっきりに!
食物アレルギー(小麦,牛肉,乳不使用)に配慮しています
☆プロバイオサイエンス☆
善玉菌を口に定着させることで口内環境を整えます
バニラ風味の錠剤タイプ、無風味のパウダータイプからその子にあったものを選んでいただけます。
☆CET はみがきペースト☆
指につけて舐めるだけでもケアができます
歯ブラシと使うことで効果UP!
4種のフレーバーからお選びいただけます。
デンタルケア商品には様々な種類があるので、その子にあったもの、使いやすいものを選んであげてください😊
歯を触られることにワンちゃん慣れてきたら、ぜひ歯みがきでのデンタルケアにチャレンジしてみてください✨